2019年10月にイタリアへ行ってきました。
ローマから始まり、チヴィタディバニョレージョ、フィレンツェ、ヴェネチア、そして最後にミラノへ行きました。
それらの都市へ行って気付いたことがありました。
それはどこも詐欺やスリがあり詐欺の種類も都市によって異なることです。
チヴィタディバニョレージョへ行くときに滞在するオルヴィエートだけはとても治安が良く平和でした。
ミラノで見つけた詐欺はハトの餌やり詐欺です。
ミラノへ行けばほとんどの観光客はミラノ大聖堂(ドゥオモ)へ訪れるでしょう。
ミラノ大聖堂前のドゥオモ広場にはたくさんの人がいます。
そしてたくさんのハトもいます。
観光客は鳩に餌をやって楽しんでいる人もいればインスタ映えの為なのかたくさんの鳩が飛び立つ瞬間と自分の姿を撮影している人もいます。
目次
【行き方】
行き方はミラノ中央駅から歩いて行くことも出来ますが30分くらいかかります。ドゥオモのすぐ近くに駅があるので電車で行ったほうが早いですがドゥオモに行く途中の道には東京でいう表参道のようにたくさんの洋服屋などお店があるので歩いて行っても楽しめると思います。
私がドゥオモ広場を歩いていると黒人男性が話しかけてきました。
彼は『Free』といって鳩の餌を差し出してきたのです。
はい。詐欺です。
私は一瞬で気付きました。
ローマからフィレンチェ、ヴェネチアとたくさんの詐欺師に声を掛けられてきたので一瞬でわかりました。
断りすぐにネットで調べてみると案の定ハトの餌やり詐欺というものでした。
【手口】
初めはタダと言っておきながら餌をもらうと金を請求されるのです。
そこで私は彼らの手口を暴くべくミラノ大聖堂への入場までの待ち時間１時間ほど彼らを観察していました。
このように黒人男性がたくさん広場内にいます。
このようにタダと言われて餌を受け取った観光客はハトと戯れて楽しんでいます。
欧米系の学生カップルのような二人組が被害にあっているところ発見しました。
そのあと20分くらいずっと揉めていました。
あれ？ 黒人男性が増えている？
私は気付きました。
学生たちは最初に声かけられた黒人の一人にだけ支払いました。
きっとあまり高くなかったからでしょう。
一人に払ったら後から他の黒人も集まってきて『俺にも払え』『こっちにも払え』といってたくさんの黒人から餌代を請求されるのです。
それは学生達がハトに夢中になって餌やりをしているときに別の黒人も入ってきて『もっと餌あげる』といって彼らに餌を渡していたのです。
学生達はハトに夢中になっているので別の黒人から餌を渡されたことに気付きません。
ですので別の黒人達も彼らに餌代を請求しているのです。
なぜかどさくさに紛れてミサンガ売りの黒人も混ざっていました。
見ていて学生達がかわいそうになってきたので近くにいた警察に通報し黒人達は警察に気付きすぐに退散していきました。
ちなみに餌代はこちら調べてみた限りですと日本円で5,000円～10,000円くらいだそうです。
簡単に一回目を払うとあとからどんどん請求されるので最終的には数十万円になっているかもしれません。
いつか払い続けたら最高でいくらまで請求されるのか検証してみたいです。
１時間で１０組以上には声を掛けて餌を渡していました。
きっと彼らにとっては良い商売なのでなかなか減らないのだと思います。
【対策】
対策としては誰か知らない人に声をかけられたら無視をすることが一番良いです。
もし詐欺師の話しに乗っかってしまって後からおかしいと思ったらすぐに警察に助けを求めることです。
ドゥオモやローマのコロッセオなどの人気観光スポットにはこのような詐欺師がたくさんいますが警察も近くでパトロールをしています。
彼らは完全に違法な商売をしているので警察が来るとすぐに逃げます。
そしてこちらは彼らの脅しに怖がらず強気でいることが大事です。
とくに日本人は狙われやすいので強気の姿勢がとても大事です。
ほとんどの人は初めて行った良く知らない場所に行って誰かに声をかけられたら『何か助けてもらえるかもしれない、何か教えてもらえるかもしれない』という心理が働き相手の話に付き合ってしまうことがあります。
一度詐欺師の話に付き合ってしまうと断ってもなかなか去ってくれません。
日本人の女性は海外で外人から声を掛けられたらニヤニヤして話に付き合っているところよく見かけます。
これは本当に良くないと思います。
詐欺師から良いカモだと思われるだけです。
万が一のときの為に警察の連絡先や日本大使館の連絡先などを調べておくことも大事だと思います。
在ミラノ日本国総領事館の連絡先
電話番号
Tel: (+39)02-6241141
Fax: (+39)02-6597201
領事部窓口受付時間
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